児童発達支援管理責任者が果たす役割とは?児童発達支援や放課後等デイサービス内での業務について解説
2024/04/22
今日の障害児通所支援事業では、多くの事業所が児童発達支援管理責任者と呼ばれる専門職が必要とされています。この職種が果たす役割は、児童発達支援や放課後等デイサービス内での業務においては、お子さまの発達状況把握や個々のニーズに合わせた支援計画の策定など、多岐にわたり、今後はより専門性を求められる職種になると予想されます。本記事では、この専門職について詳しく解説し、児童発達支援や放課後等デイサービス内での役割と業務内容について掘り下げていきます。
目次
児童発達支援管理責任者
児童発達支援管理責任者とは、児童発達支援や放課後等デイサービスを利用されるお子さまと保護者さまのニーズを適切に把握し、各々に個別支援計画というどのようにお子さまを支援していくかを記載した計画書を作成し、全てのスタッフに対して、個別支援計画に基づいた支援が出来るよう調整する、又は支援のプロセスを管理し、客観的な評価を行うこの事業にとってとても大切な役割を担う職種です。まさにお子さまたちの健やかな成長を支える大切な立場であります。この職種には、児童福祉に関する知識や経験が求められます。また、多くの場合、事業所内での運営やスタッフの指導なども行うため、組織運営能力も必要です。さらには令和6年度より、個別支援計画を作成する際に5領域といい「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」といった5つの領域を全て含めた総合的な支援を提供することを基本とすることを求めるようになり、より専門性の高い立場での業務が必要となりました。
障害児通所支援(児童発達支援、放課後等デイサービス)とは
障害児通所支援事業とは、障がいをお持ちのお子様が自宅から事業所まで通所をしながら発達支援(療育)を行う児童福祉サービスです。児童発達支援は、未就学児を、放課後等デイサービスは、小学生から高校生までの子どもたちが市から発行される受給者証をお持ちであれば利用できます。受給者証は、障害手帳をお持ちでなくても市が許可を出してくれれば発行は可能です。発達支援(療育)とは、子どもたち一人ひとりに対して児童発達支援管理責任者が作成します個別支援計画を基に、それぞれの課題やつまづきの原因、障がい特性等を踏まえて、子どもの発達段階に応じて支援を行うことであります。児童発達支援や放課後等デイサービスでは、多くの発達支援を必要とする子どもたちが利用されております。
児童発達支援管理責任者になるには
児童発達支援管理責任者になるには、児童福祉の実務経験年数がなくてはいけません。まずは実務経験の要件を満たし、基礎研修を修了したのち、さらに2年以上の実務経験(OJT)を経て実践研修を修了する必要があります。さらに実践研修を終了して実際に働き始めてからも、5年ごとに更新研修の受講が必要であり、常に実務経験や研修が必要となる職種であるといえます。
ウィズしもつまの想い
当社の運営しまうウィズしもつまでは、主に肢体不自由教育を行う支援学校の児童・生徒様が多く利用されています。中には重症心身障害児の子どももおります。(ただし医療的ケアのお持ちの子どもの在籍はありません)そのため、他の事業所と比較すると、比較的のんびりとした雰囲気の事業所であると思います。代表の私自身、放課後等デイサービスでの勤務の経験から起業した身であり、その経験からある程度の事業所のコンセプトや主とする障がいを決めた方が、子どもにとってもスタッフにとっても有意義な時間が作れるという想いからこのような事業所を開業しました。さらに当社の想いとしては、児童発達支援管理責任者の専門性を説く際に説明した、お子さまのニーズにあった「個別支援」というものときちんと向き合って支援を行うことを理念として伝えさせていただいております。当事業所でも各々障がい特性や年齢、課題等は全然違います。集団で子どもの支援をしているとその一つひとつを見逃してしまい、個々の発達段階を無視して全体の中で落とし込んでしまうケースが稀に発生します。児童発達支援管理責任者はこのようなケーズが生じないよう、きちんとお子さまを評価し、それに基づいた支援を提供していかなくてはいけません。ウィズしもつまとしては、どんなスタッフの方にも児童発達支援管理責任者を目指してもらいながら、キャリアアップをしていただきながら、この事業でより貢献していけるような人材になれるよう、日々の業務や社内での研修も行っております。この記事を読み少しでも興味を持ってくださいましたらお気軽にウィズしもつままでお問い合わせください。