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本人支援の5領域を理解しよう|ウィズしもつま

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本人支援の5領域を理解しよう|ウィズしもつま

本人支援の5領域を理解しよう|ウィズしもつま

2023/12/31

 令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に向けて、支援の質の向上の観点から、「児童発達支援・放課後等デイサービスにおいて、適切なアセスメントの実施とこどもの特性を踏まえた支援を 確保する観点から、支援において、 5領域(「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニ ケーション」「人間関係・社会性」)を全て含めた総合的な支援を提供することを基本とすることを求めることを検討してはどうか。」(検討チーム資料より抜粋 001157665.pdf (mhlw.go.jp))とすることが議論されております。

 

この5領域とは、児童発達支援ガイドラインの本人支援の中に示されております。

 

今回はこの本人支援の5領域についてガイドラインの記載を抜粋させていただきながら説明致します。

 

 

【本人支援の5領域】

 

※お互いに関連して成り立っており、重なる部分もある

 

 

この本人支援の5領域は、

①心身の健康や生活に関する領域「健康・生活」

②運動や感覚に関する領域「運動・感覚」

③認知と行動に関する領域「認知・行動」

④言語・コミュニケーションの獲得に関する領域「言語・コミュニケーション」

⑤人との関わりに関する領域「人間関係・社会性」

の5領域にまとめられます。

 

ただしこの5領域は、お子様の成長発達に関することなので、これらはそれぞれが独立しているという訳ではなく、お互いに関連したり重なっています。

 

この本人支援の大きな目標は、お子様が将来、日常生活や社会生活を円滑に営めるようにすることです。

 

つまりこれらは事業所内だけでなく、家庭や地域社会での生活に活かされるために行われるものであり、保育所等に引き継がれていくものであるという認識を持つことも大切です。

 

では5領域における支援についてガイドラインの内容を要約して解説させていただきます。

 

 

①健康・生活

 

健康・生活の領域では、健康な心と体を育て自ら健康で安全な生活を作り出すことを支援します。

 

お子様の障がい特性や発達の過程・特性等を考慮しながら小さなサインから心身の異変に気づけるよう、きめ細かな観察を行う必要があります。

 

睡眠、食事、排泄等の基本的な生活スキルを獲得できるように支援していきましょう。

 

また障がいの特性に配慮し、時間や空間を本人に分かりやすく構造化することも大切です。

 

 

②運動・感覚

 

運動・感覚の領域では、体の使い方についてや様々な感覚の活用についての支援をします。

 

お子様の姿勢の保持や運動・動作の支援をしていくことは重要でありますが、様々な理由で困難な場合は、補助用具等の補助的手段を活用したりしながら、これらができるように支援をしていく必要があります。

 

さらに様々な感覚遊び等を通して支援を行っていく必要があります。

 

ただし、感覚や認知の特性(感覚の過敏や鈍麻)を踏まえ、感覚の偏りに対する環境調整等の配慮も行っていかなくてはいけません。

 

 

③認知・行動

 

認知・行動の領域では、数や大きさ、色などの様々の概念の理解や適切な行動の取得を支援します。

 

視覚、聴覚、触覚等の感覚を十分活用して、必要な情報を収集して認知の発達を促し、行動につなげる支援をしていく必要があります。

 

お子様の感覚や障がい特性を理解しながら、イラストによるタイムスケジュールやタイムタイマー等を用いる等、配慮しながら支援をしていきましょう。

 

さらに感覚や認知の偏り、コミュニケーションの困難性から生じる行動障害の予防、及び適切な行動への対応の支援も必要です。

 

 

④言語・コミュニケーション

 

言語・コミュニケーションの領域では、言葉によるコミュニケーション手段だけでなく、文字や記号、ジェスチャー等様々な方法を活用しながら、お子様が意思の伝達が行いやすい方法で支援を行って行くことが大切です。

 

また限局性学習症(学習障害)のお子様等の障がいの特性に応じて、文字を大きくしたり、タブレットを用いたりする等の配慮、工夫をしながら支援をしていきましょう。

 

 

⑤人間関係・社会性

 

人間関係・社会性の領域では、他者との関係構築や集団参加への支援をします。

 

人が生きていく中で人間関係や社会性の広がりはなくてはならないものです。

 

お子様の発達段階に合わせて、親以外の大人(職員)との関係から他児との平等の関係へとスモールステップを積みながら、お子様が他者と安定した関わり方の取得が出来るように支援をしていく必要があります。

 

集団参加へのつまづきがあるお子様には、「ただ慣れさせる」のではなく、集団の中での何処につまづきの原因があるのか、アセスメントをし、明確化して支援する必要があります。

 

 

 

以上が本人支援の5領域の説明になります。

 

こちらの5領域は児童発達支援のガイドラインに記載してありますので、より詳しく知りたい方は一度ガイドラインをご覧いただければと思います。

 

児童発達支援ガイドライン(本文・セット版) (mhlw.go.jp)

 

現在、児童発達支援のみ5領域に記載がありますが、放課後等デイサービスの改訂の検討されており、今後はより5領域の理解は必要になっていくと思われます。

 

適切な支援を行う上でとても大切な視点でありますので、この機会に改めてこの5領域を理解して、より質の高いサービスを提供していければと思います。

 

 

 

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