児童発達支援と早期療育の必要性とは?|ウィズしもつま
2023/12/03
近年、児童発達支援や放課後等デイサービスの存在もあり、早期療育という言葉が使われる機会が増えてきました。本記事では、なぜ早期療育について、その効果や方法について詳しく解説していきます。
目次
早期療育とは?
療育とは、もともとは治療的アプローチと教育的アプローチを合わせた「治療教育」からなる造語であり、最近では福祉事業所などにおける子どもの自立を促すための発達支援を総称して「療育」と呼ばれるようになってきています。早期療育とは、そんな療育をできるだけ早い段階で、障がいやその特性に対する適切なアプローチを受けることで、将来的な自立を目指すための支援を指します。
早期療育を薦める理由
では何故早い段階で療育を行った方が良いのかを解説します。神経発達症(発達障害)は、脳機能の障がいであると考えられておりますが、その原因は詳しく分かっていません。障害特性そのものへの治療は難しいものも、神経発達症のお子様への療育を早期に行い、支援者(保護者など)が本人に必要な支援方法を知り、本人自身も必要な能力を取得していくことで、いじめや不登校、うつ等といった二次障害の予防に繋がりやすくなります。
児童発達支援
このような早期療育を行う事業として、児童発達支援があります。児童発達支援とは、主に未就学の児童を対象とした障害児通所支援事業のひとつです。障がいのあるお子様への発達支援やそのご家族への支援を中心に、日常生活における基本動作や知識技術を習得するためのサポートや、幼稚園などへの入園や小学校への入学に向けた集団生活への適応訓練などの支援をおこないます。児童発達支援管理責任者という役職の職員が作成した個別支援計画書を基に、個々の障がいや性格、能力に応じて療育を行われています。
早期療育を行う上での注意点
前項で早期療育の必要性を述べましたが、必ずしも早期療育をすれば、お子様は良いのかと言われれば残念ながらそうではありません。ここで一番協調して伝えたいのは、お子様に合っている適切な療育を行われていなければ、いくら「早期療育」といい児童発達支援のような療育事業所を利用していても、あまり効果がない場合があるということです。療育をおこなう上で、TEACCHプログラム等による構造化に基づく環境設定や包括的介入、ABA(応用行動分析)等による科学的支援方法等事業所によって多岐に渡ります。事業所の療育理念やニーズ等によって様々でありますので、安易に早期療育と称して事業所を選択せず、お子様との相性等を考慮して事業所選びを行って下さい。
児童発達支援事業所ウィズしもつまの特徴
当社が運営しますウィズしもつまでも児童発達支援を行っております。ウィズしもつまでは、午前の部と午後の部と二つのサービス提供時間で運営しています。午前の部は主に集団での生活に困難なお子様に対して、ほぼ個別療育に近いかたちの小集団の環境下で、職員(他者)との関係性の構築をしていきながら療育をしております。個別療育に近いかたちである為、活動の流れはお子様の実態に合わせて提供しております。午後の部では、放課後等デイサービスのお子様と一緒の活動を行う為、集団を通して他児(対等な人間関係)との関わりを設けていきながら、こちらで設定した流れに沿って活動をしながら療育を行っております。児童発達支援管理責任者により、お子様のアセスメント(観察)をさせていただき、お子様に合った利用方法を提案させていただき、保護者様の要望踏まえながら療育を進めてさせていただいております。現状、放課後等デイサービスがメインとなる事業となっておりますが、児童発達支援の利用児童の募集もさせていただいておりますので、是非ともお気軽にお問い合わせください。