子どもたちの成長をサポートする児童発達支援と放課後等デイサービス
2024/02/11
児童発達支援や放課後等デイサービスは、障がいをお持ちの子どもたちが安心して過ごせる環境が整備され、各々の発達や障がい特性等に合わせた遊びや学習を通じて、身体的・精神的な成長を促すプログラムが提供されています。主に神経発達症(発達障害)の子どもたちには、個別的な支援が必要となる場合もありますが、児童発達支援や放課後等デイサービスでは、そのようなニーズに応えるプログラムが用意されています。今回は、この児童発達支援や放課後等デイサービスによる、子どもたちの成長をサポートする様子をご紹介します。
目次
児童発達支援とは
児童福祉法に基づく障害児通所支援事業のひとつで、主に未就学児を対象とした児童福祉サービスになります。日常生活の自立支援や機能訓練を行ったり、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を提供するなど早期療育を目的とした子どもたちへの支援を行います。
放課後等デイサービスとは
放課後等デイサービスとは、児童発達支援と同じく児童福祉法に基づく障害児通所支援事業の一つで小学生から高校生の就学児を対象とした福祉サービスであり、放課後や夏休みなどの長期休暇に子ども一人ひとりに合わせた発達支援をおこないます。
児童発達支援、放課後等デイサービスで受けられる支援とは?
児童発達支援や放課後等デイサービスでは、子供たちが安心して過ごせる環境を提供し、各々のお子様の発達や障がい特性等に合わせた様々な発達支援を行っています。例えば、学習や遊び、社会性の向上に繋がる活動を通じて、子供たちの発達を促したり、個別療育の児童発達支援、放課後等デイサービス事業所では、児童指導員や保育士、理学療法士や心理士等のセラピストによる個別支援も受けられる事業所もございます。この事業では、児童発達支援管理責任者という役職のスタッフが、子どもの発達レベルに合った個別支援計画書を作成し、それに基づき、個々の子どもたちに合った発達支援を行うのが特徴です。さらに、体調不良や感染症の対策も徹底して行われており、保護者の方も安心して利用することができます。子供たちが社会に出てからも役立つ知識やスキルを学び、健全な成長を実現するための力になっています。
どのような子どもたちが利用するの?
利用をするには、児童発達支援、放課後等デイサービス共に一度お住まいの自治体又は相談支援事業所に相談をし、受給者証というものを発行してもらう必要があります。
児童発達支援は、未就学児、放課後等デイサービスは、幼稚園、大学を除く学校に通っている障がい児です。対象の障がいは身体障害、知的障害、精神障害、発達障害で、障害者手帳の有無は問いません。児童相談所や保健センター、医師などにより療育の必要性が認められた子どもも対象となります。
※放課後等デイサービスの対象年齢は原則6歳から18歳までですが、放課後等デイサービスを利用できないことでその福祉を損なう恐れがあると認められた場合は、特例的に満20歳まで利用を続けられます。
子どもたちが得られる成長とは?
児童発達支援や放課後等デイサービスは、子どもたちが安心して過ごせる場所であり、遊びや学習を通じてさまざまな成長を促します。 障がいのある同世代の子どもたちと一緒に遊んだり、コミュニケーションを取ったりすることで、社交性が養われ、異年齢の子どもたちと交流することで、思いやりや共感を学ぶことができます。 また、保育士やスタッフのサポートを受けながら、自分でおやつを取ったり、片付けたりすることが求められます。自分でできることを自分でやることで自信をつけ、自立心を育てることができます。 さらに、学習面でも成長が見られます。学校とは異なる環境での学習が行われます。以上のように、児童発達支援や放課後等デイサービスは、障がいをお持ちの子どもたちの成長につながる場所であり、子どもたちがより豊かな人間として成長できるよう、様々な取り組みが行われています。