子どもの権利条約とこども基本法について|株式会社スキップウィズエブリワン社内研修
2024/04/16
4月の社内研修として、子どもの権利条約とこども基本法について職員間で話し合いました。
子どもの権利条約とは、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約であり、子どもは「弱くて大人から守られる存在」という考え方から、それだけではなく子どもも「ひとりの人間としての人権(権利)を持っている」という考え方の転換させた条約です。
【子どもの権利条約の4つの原則】
・差別の禁止(差別しないこと)
・子どもの最善の利益(子どもにとって最もよいこと)
・生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)
・子どもの意見の尊重(子どもが意味のある参加ができること)
公益財団法人日本ユニセフ協会:子どもの権利条約の考え方
こども基本法とは、こども施策を社会全体で総合的かつ強力に推進していくための包括的な基本法として、令和4年6月に成立し、こども家庭庁の創設と同時に令和5年4月に施行された新しい法律です。
【こども施策の6つの基本理念】
・すべてのこどもは大切にされ、基本的な人権が守られ、差別されないこと
・すべてのこどもは、大事に育てられ、生活が守られ、愛され、保護される権利が守られ、平等に教育を受けられること
・年齢や発達の過程により、自分に直接関係することに意見を言えたり、社会のさまざまな活動に参加できること
・すべてのこどもは年齢や発達の程度に応じて、意見が尊重され、こどもの今とこれからにとって最もよいことが優先して考えられること
・子育ては家庭を基本としながら、そのサポートが十分に行われ、家庭で育つことが難しいこどもも、家庭と同様の環境が確保されること
・家庭や子育てに夢を持ち、喜びを感じられる社会をつくること
こども家庭庁:こども基本法
今回の研修は、働く職員さんたちに、こどもの施策について深く理解していただき、さらに当社の考え方もこれらの条約や法律に基づいて行われていることを知ってもらいたいと思ったからであります。
例えば当社では、職員さんには利用して下さるお子様への呼び捨ては止めていただいております。
その理由のひとつがこの条約や法律に基づき、呼び捨てでお子様を呼ぶのは、お子様ご本人の人権を尊重していない呼び方であると考えているからです。
株式会社スキップウィズエブリワンで働く職員さんたちには、今回の研修もひとつのきっかけとして日々のお子様や保護者様との関わり方を見つめなおしていただければと思っています。